部下や社員は自分を映す鏡

社員や部下に対して呆れたり、嘆いたりする事が日常茶飯事ならば、それはリーダーであるあなた自身が未熟なために、そうなっていると認識すべきである。

中小企業で良く聞くリーダーのセリフは「そんな事も知らないのか!?」、「そんな事当たり前だろ!?」

リーダーのあなたは、“そんな事を知っている”、“そんな事当たり前”だからこそ、同僚よりも能力が秀でていると認められ、リーダーに抜擢されているのではないだろうか?

あなたの部下や社員はあなたと一緒に働くまで、どんな環境でどんな教育を受け、どんな事を学んできたのか把握しているだろうか?把握せずとも、あなたと同一であると考えられるのだろうか?

あなたの部下や社員の不出来はあなたの不出来。

“大人なんだから”、“社会人なんだから”、“給料もらっているのだから”、言われなくても何事も自発的に行うのが当然でしょ!?と考える事は間違えではないが、大企業であれ、中小企業であれ、このセリフはリーダーの定型句。

この定型句が消えないという事は、あなたがリーダーとしての「育てる」、「気付かせる」という事を行っていない現れと言える。

彼ら彼女はあなたではない。あなたの当たり前に知っている事、出来る事、する事は、彼ら彼女にとって同じではない。逆に言うと、彼ら彼女がやっている事をあなたは容易に出来たり、知っていたり、結果を出せるから、あなたはリーダーなのである。言い方を変えると、誰もが有能ではない、誰もがリーダーになれるのではない。

リーダーは部下や社員は勝手に育たない、気付かない、という認識を以て、彼ら彼女らと日々接し、一人一人の能力個性を見極め、一人一人が進化成長する方向付けをしたり、やる気を起こさせることが重要な役割の一つである。更に、一人一人は決して均一にはならないことも認識しておかねばならない。

 

 



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