飲ミュニケーション一辺倒じゃダメですよ

お酒を飲んで本音を語り合うことは一つのコミュニケーション手段として有効と言える。

敢えて言うと、飲むのは話し相手の部下が発言しやすくすることを一番の目的としているからである。

逆を言うと、リーダーやマネージャーが自分が言いやすい環境をつくる為と考えるのは本来的ではない。

 

何故なら、人の上に立つ者の絶対則の一つとして、「感情をコントロールする」がある。

仕事に於いて“怒り”だけが感情をコントロールする場面ではない。

「喜怒哀楽」と言われる4大感情の全部の場面に於いてコントロールするという事が求められる。

 

業務は日中に行っている、要は飲んでいる状態ではない。

そんな中、一瞬一瞬にリーダー・マネージャー、部下双方に「喜怒哀楽」が生じる。

その瞬間に如何にして間髪入れず、特に「褒める」事が出来るかどうか。

「褒める」という事は不慣れだと照れくさく恥ずかしい事なので、折角のチャンスに適切に出来ない事がしばしばである。しかし、人にとってもっとも“やる気”の原動力となる「褒められた」を適切なタイミングで与えれば効果倍増である。

 

「感情をコントロールする」とは、言い換えの一つとして、物事が生じた瞬間に適切な表現を以て反応し、相手の感情をコントロールする、となる。

リーダー・マネージャーの自分自身のみならず、相手の感情をコントロールする事も指す。

 

部下から、「上司に飲みに誘われた」=「多少なり重い話がある」などと悟られては人の上に立つものとしては未熟な証拠。

飲んでも飲まなくても、昼でも夜でも自分の感情をコントロールし、相手の感情もコントロール出来る様になるよう意識しよう。



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