部下の返事は大抵カラ返事と思え

「はい!」と返事した、あなたの部下は、あなたの言っている事の半分も理解できていないまま、「はい!」と返事していると思うべきである。

もし、あなたが部下に大して普段から指示・命令が多かったり、部下が自ら提言や意見を述べる事が殆どないなら、部下の「はい!」は“単なる返事”で、「わかりました」の意味は全く含まれていないと言える。

もし、あなたが、部下の心理や能力を的確に把握しており、その上、あなたが話し上手で説明上手と自他共に認められているのであれば、その限りではない。

よって、恐らく殆ど多くのリーダー・マネージャーは「はい!」を鵜呑みにせずにおくべきである。

実際に、あなたが話し伝えたことを確認する意味で部下に質問をしてみるとよい。そうすれば、返ってきた内容が相手が理解した内容なので良くわかる。

 

一番やってはイケないのは、「理解できていないのに返事するな!」である。

「はい!」と返事させたのはあなたである。しかも、無理やり。

 

部下はあなたほど有能ではない。あなたが知っている事を知っている訳ではない。あなたが考えられることを考えられる訳ではない。あなたが経験してきたことを経験している訳ではない。あなたの人脈や交友関係と同様の人間関係がある訳ではない。

もし、社長と部下の間で話すなら、その両者のバックグラウンドの差は歴然なので、話す社長自身が相当話を分かりやすく、且つ、部下が理解しうる言葉で話さなければならない。

 

そうなると、「面倒くさい」、「たいへんだ」、「何で俺が」、「お前がもっと勉強しろ」等々、見事に部下に責任転嫁して“パワハラ”発令である。

部下はあなたを映す鏡。

部下の不出来はあなたの不出来。

常日頃から育ててないから、教えていないから、カラ返事「はい!」を連発する。

上司面して抑え込んでるから、カラ返事「はい!」を連発する。

 

 

 

 



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