教えてこそリーダー

昇格は上位者があなたを評価して決まるものである。違う言い方をすると、部下があなたを評価して昇格する制度は殆ど無いはずなので、あなたは上位者に認められているが、部下から認められているとは限らない。

リーダーとして重要な事は、如何に部下から高い評価を受けるのか?である。

その為に部下に迎合したり、過度な気遣いは無用であり、行うべきは、部下一人一人に応じてあなたが備えている様々なスキルやナレッジを教え伝える事である。

中小企業のリーダーに見受られるのは、部下が何か聞いてくると「そんなことも知らないのか!」、「自分で調べろ!」と、自分が知らないことは素直に認めず逃げる。時には知っていたとしても、うまく説明できないので口八丁手八丁に煙に巻く。

部下から高い評価を受けるとは、信頼や尊敬されるという事である。

信頼や尊敬されるためには、「教える」という行為が最も有効な方法である。

「教える」事により、リーダー自身が自己点検する事にもなる。要は、教えれるという事は120%理解していなければ人には教えられない。なんとなくという感覚的な理解や記憶であることは教えられないのである。

これにより、自分を客観的に把握し、自分自身が成長するきっかけを掴むことにもなる。

教える事は仕事の事のみならず、プライベートと言われる事や人としての倫理観や道徳観、時には哲学など、話題が多岐に及べば及ぶほど、それがあなたの魅力として部下に映るのである。

自問自答して欲しい、「私は彼ら彼女に何を教えられるのか?教えてきたのか?」

その答えが部下のあなたへの評価である。



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