誰の話も素直に聞く

自分の意志を持つこと、それを主張する事は無いよりも良い。しかし、時にそれが相手を受け入れない“障壁”となってしまう事となる。「長所と短所は表裏一体」の通りである。

気を付けなければいかないのは、相手の“主張”と相手と言う“人物”を同一視してしまう事。

自分より若い人の主張は、自分より若いという事で経験や知識・情報が自分より劣るであろうという先入観を持つことにより、その若い人の主張を素直に聞けなかったり、斜めに聞いてしまう。

逆に、自分より年上で、しかも何らかの肩書を持つ人であったり、有名な人と言われると、先述の逆の先入観で妙に聞き入ってしまう。

極端な事を言うと、その人物を見ずに目を閉じて、プラス、人物の略歴などの情報も事前に聞かずに、その人の話を聞くという姿勢が良いという事。

以上の「誰の話も素直に聞く」というのは“誰の話も”という点に重きを置いた“素直”。

そしてもう一つ。「誰の話も素直に聞く」という事は、相手の話をあなたが“受け入れた”(=認めた)のではなく、あくまでも“聞き入れた”(=聞いた)ダケと言うこと。

よって、“聞き入れた”後に、相手の主張とあなたの主張の相違点や、相手の主張の矛盾点など、あなたの主張をすればいい。

相手の立場から言うならば、自分の主張を“受け入れてもらえない”の前に、全部“言わせてもらえない”、という事で、あなたに対して嫌悪感を抱くことになり感情的になってしまう。

もしかすると、相手は“受け入れてもらう”という事はダメ元と承知の上で、“言わせて欲しい”だけかもしれない。胸の内を吐き出すことでスッキリしたいだけかもしれない場合もある。全部言えた事で満足感や充実感を得てしまうかもしれない。

以上の「誰の話も素直に聞く」というのは“聞く”という点に重きを置いた“素直”。

繰り返すが、常日頃、心掛けたいのは、「誰の話も素直に聞く」。もっと言うなら、「誰の話も先ずは一旦全部素直に聞き入れる」。

 

 

 



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