言葉と文章は嘘をつく

「やります!」、「出来ます!」、「わかりました!」、「反省しています」「買います!」、「頼みます!」と“言って”も、反省文や誓約書を“書いて”も、それは言っている人、書いている人の「本心」であるとは限らない。

唯一、「本心」を見抜くことになるのが、その人の「行動」だけである。

「行動」だけは嘘をつけない。

言い方を変えれば、「相手の言葉を鵜呑みにしない」という事が自分が傷つかないようにしたり、ショックを受けないようにしたり、また、腹を立てたりしたい為の最良の方法と言える。

こう言うと、「人を疑ってかかるのですか?」と返される。

「鵜呑みにしない」という事は「疑う」という事と辞書的な意味でも異なる。違う言葉で「鵜呑みにしない」を説明すると、「早合点しない」とか「真意を深く理解する」となる。

もっと言うなら、「ゆっくりと落ち着いて、相手の言っている事を質問返ししながら、言っている本心を確認する」となる。

ポイントとなるのは、相手に“質問返し”するという事。

相手に質問して、相手にたくさん話してもらう事で相手の本心を掴みとるのである。

これによって、相手自身も自分が発した言葉が相手に伝わっていないことを認識するし、自分の言葉と本心の一致不一致を明確に認識することになる。時に、話が支離滅裂になれば、発した言葉は本心ではないことが把握できる。

この様に、質問するスキルがあれば幸いであるが、無くても先述通り、「相手の“行動”を注視する」、これに限る。



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